Mavic2proで橋梁点検は可能?

Mavic2proで橋梁点検は可能?

こんにちは、今日は「Mavic2proで橋梁点検は可能?」についてお話ししたいと思います。

一般的なドローン撮影の場合、カメラアングルは平行か下方向の撮影できましたが、

橋梁撮影の場合は橋の真下を撮影しますので、ドローンのカメラが上方向になります。

ただし、Mavic2proのカメラの角度は+30度が限界なので、画角はこんな感じになります。

橋の横に関してはカメラ角度は平行かやや上向きで撮影ができますので、こちらは問題がなく撮影できると思います。

さて、表題の「Mavic2proで橋梁点検は可能?」に戻りますが、条件によってはOKの場合があります。

それは、撮影する状況やクライアントさんの意向次第となります。

例えば橋の真下が平面に近い形状でしたら、斜めからの撮影でもクラック等は発見できるので、

それでも良いというクライアントさんがいらっしゃればOKです。

どうしても真上の画像が欲しいと言われた時は、DJIの産業用ドローンを使用(ドローンの上にカメラ設置可能)するか、

僕の場合は産業用ドローンを所有していないので見事に諦めます(笑)

ドローンに真上カメラを取り付けるというのも方法としては考えられますが、

全てはクライアントさん次第という感じですね。

ちなみにカメラが真上を向いてくれるドローンをご紹介しておきますので各自スペックを見てご判断ください(産業用ドローンを除く)。

Parrot社「ANAFI」

MJX社「NEW4-PRO」

「Mavic2pro」はカメラの絞り調整(F値)ができますので、暗所には強いドローンだと思います。

建物に近づかなくても良いという点では「Mavic2 Zoom」が良さそうですが、こちらもカメラ角度は+30度までです。

橋梁撮影の注意点

橋の真下はGPSの受信状態が悪くなり、機体が流される場合がありますので機体の挙動を目視確認しながら微調整が必要です。

橋の下は風が巻いていて流れが複雑ですし、川面からの吹上の風にも注意が必要です。

※基本的には「Mavic2pro」ではGPSをOFF状態では操縦できませんが、橋梁撮影のようなGPSの感度が良くない場所の飛行の為に練習をしておいたら?という方もいらっしゃいます(ATTIモードにするとGPSを切ることができるらしいですが、僕は使ったことがないので自己責任でお願いします)

※ついでにもうひとつ、橋梁撮影では下に水面があることが多いですが、その昔、水面を飛ばす時は下方センサーをOFFにした方が良いとwebサイトに書いてあったので言われた通りにしたら見事に墜落しました。その経験から水面上でも下方センサーはONにして飛ばしています。

それでは、今日はこの辺で失礼いたします。