こんにちは、今日はドローンの包括申請を取得した後の「飛行実績報告」方法をお伝えしたいと思います、と言いたいところですが・・・

2021年4月1日をもって、下記に記載の3ヶ月毎及び許可・承認期間終了までの飛行実績の報告は不要となりました。

飛行実績の報告義務がなくなっただけで、飛行実績自体は継続して記録しないとなりませんがひとつ作業が減りましたね。

詳細は国土交通省のHPをご覧になって下さい。

国土交通大臣（国土交通省本省）、各地方航空局長及び各空港事務所長による許可・承認を受けた方

2021 年4 月1 日をもって、下記に記載の3 ヶ月毎及び許可・承認期間終了までの飛行実績の報告は不要とし、現状お持ちの包括申請の許可承認書において飛行実績の報告に係る記載がある場合であっても、2021 年4 月1 日以降、飛行実績の報告は不要となります。
なお、定期的な報告は不要となりましたが、飛行実績の作成・管理については飛行マニュアルに従い今後も継続して実施頂く必要があります。
飛行実績の報告を航空局から求められた場合は、速やかに報告をして頂きますようお願い致します。

なお、ドローン情報基盤システム（DIPS）にて発行された許可承認書においては、システム改修までの間、許可承認書の条件に飛行実績の報告を求める文言が表記されますが、「飛行実績の報告を求められた場合は、速やかに報告すること。」として読み替えて頂きますようお願い致します。

これまで「飛行実績」を提出されていた方は、そのまま飛行実績報告書を3ヶ月毎に継続作成されると良いと思いますが、まだ一度も「飛行実績報告書」を作成されていない方の為に作成方法を説明したいと思います。

この飛行実績の申請には申請時のマニュアルに記載されている飛行記録様式か添付の様式で作成する事が条件になっています。

まずは書式を下記からダウンロードください。

無人航空機の許可承認に基づく飛行実績報告書（様式）〔Excel形式〕

「飛行実績報告書」

「別紙1＿飛行の日時等」

「別紙2＿飛行場所の地図」

この〔Excel形式〕には上記の3つのファイルが1つにまとまっています。

「飛行実績報告書」

報告日：包括申請を取得した日から3ヶ月後毎の日付。例えば包括申請を取得した日が2021年4月3日だとしたら、4月、5月、6月分の3ヶ月分の飛行実績を7月中に作成します。この場合ですと7月5日などの日付を記入します。それ以降、3ヶ月毎に作成します。

申請者の所属：会社名や屋号等あれば記入します。

申請者名：申請者の名前を記入します。

許可承認日：承認日を記入します。

許可承認番号：許可承認番号を記入します。

許可承認の期限：許可承認の期限を記入します。

報告の種類：許可承認日からの日数を選んでチェックをします。

別紙1＿飛行の日時等

飛行の日時等の記入例

特に許可を必要としない屋内の練習飛行(飛行許可を必要としない私有地での飛行)は記入する必要はありません。

別紙2＿飛行場所の地図

飛行場所の地図は「広域図」と「詳細」の2種類を添付する必要があります。サンプルで縮尺の参考にしてください。

この添付用の地図は「地理院地図」や「グーグルマップ」がオススメです。

エクセルに写真を張り付ける方法や地図に文字(飛行場所)を入れる方法はここでは割愛させていただきますのでグーグルで検索をしてみてください。

以下、僕のやり方をご紹介します。

グーグルで住所を検索します。

ウィンドウズの場合は地図が表示されたら「Alt」＋「Prt Scr」をクリックして画面のキャプチャーを撮影します。

写真ソフト(フォトショップ)にキャプチャーを取り込んで、あらかじめ作っておいた「飛行場所」の写真と合成をします。

この「飛行場所」の画像がない方はこちらからダウンロードしてお使いください。

写真データーは重くなりがちですので表示されている画像をクリックした後に「書式」→「図の圧縮」→「電子メール用」を選択するとデーターを軽くすることができます。

正直、この飛行実績報告書を作成するのは面倒だなぁと思うこともありますが、将来的にはもっと簡単なシステムが出てくるかもしれませんね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。