ドローンの150m高度制限

ドローンの150m高度制限

こんにちは、今日は「ドローンの150m高度制限」についてお話ししたいと思います。

ドローンが飛べる高度は150mまでと制限をされていますので、それ以上高度を上げてフライトしたい場合は「別の申請」をして「許可」をもらわなければなりません。

僕は過去のフライトでは高度150m以上飛ばしたことは1度もないんですが、現状、別申請をして高度150m以上飛ばす必要性(そこまでの仕事依頼がない)を感じていないのが正直なところです。

その理由を以下で話します。

例えば、地上で風速5mの風がある場合、そもそもドローンは飛ばせない規則になっていますが、地上で風速5mの風がある場合、100m上空では地上の約2倍の風速10mと推測されます。

高度150mでしたら、その1.5倍、風速約15mあると推測されます。

さきほど、インターネットで風速15mはどれくらいか調べたところ「取り付けの悪い看板が飛ぶことがある」と書いてありました。

これはすごい風速ですよね。

風は常に一定でなく、突風も吹きますので、瞬間的にはそれ以上の風速になることも考えられます。

地上では風速4mでギリギリフライトできたとしても、車体重量1kgのドローンを150mの高度で飛ばすことは落下リスクが非常に高くなると思います。

被写体の大きさ等にもよりますが、個人的には高度80m位から「ドローンの空撮感」がより出てくると思っていますので、僕は基本的には高度80mと高度120mの2つでフライトシュミレーションを作ることが多いです。

作成したフライトシュミレーションはクライアントさんにご覧になっていただいて、ご希望の「画角」になるように随時修正していきます。

いつかのブログにも書きましたが、ドローンは空を飛んでいるものなので、何かトラブルが起きれば即落下してそれが建物や人に落ちれば重大な事故に繋がります。

ドローンパイロットが入念な事前備をしていても自然が相手ですので思わぬ突風は起きますし、この前も、鳥と衝突しそうになり一瞬ヒヤッとしました。

将来的にはトラブルが起きても落下しない超安全なドローンができるかも知れませんが、それができるまではなるべく「低い高度」尚且つ「飛行時間を短くして」極力リスクを避けてドローンを飛行させたいと思います。

今の僕のドローン(Mavic2Pro)では高度150m以上は飛ばす必要はないと思っていますし、そもそも高度150m制限があることこによって撮影できなっかった事は1件もありませので、お仕事に支障をきたしたことはないです。

それでは、今日はこの辺で失礼いたします。

もし気になることがありましたら「これってドローン撮影できますか?」とお気軽にお問い合わせいただけますとうれしいです!